危機の日本経済

昨日ラジオでもっと10万円給付どんどんしたらいいというメールにパーソナリティが同意していた。確かにお金は欲しいが、その金は税金ではなく国の借金だということに気づいて欲しい。全てのコロナ対策費も借金でまかなっている。なぜなら通年の予算でも既に半分は借金で賄っているからだ。この借金は結構微妙で厳しい取り立てがない。この債権の最大の持ち主は日銀なので大きなくくりで政府が自分で出して自分で買っている。本来禁じ手だったはずだが今やこれが無いとどうにもならない。既に返せる金額ではないし、借金は間違いなく増え続けるので、いつかは破綻するだろうが時期は誰にも分からない。日本が貧乏国に本格的になるのはこの破綻後だろう。だいたい皆気づいているが、どうにも出来ないので話題にしないようにしている。明らかな政府の失策だが追求しても増税とか社会保障の切下げとかしか出てこないので、見て見ぬふりだ。一部の常識的な人が警鐘を鳴らすと、財務省の犬と言って蔑む。この状況を批判しないマスコミなど殆ど価値が無いというのに。基本的な原因は人口構成の変化と減少なので、ほぼ予想出来ていたことを何の対策も打たなかったというだけのことだ。