ウクライナ戦争の行方

プーチン大統領がどの辺で妥協するのかが戦争の行方を握っているのは間違いない。当初はキーウ侵攻によりゼレンスキー政権の打倒を意図していたと思われるが、明らかに戦力不足だった。結局ウクライナ東部と南部の併合が妥当な目標と思われる。それも欧米の武器援助でウクライナ軍は攻勢を強めており、ロシアの支配地域を若干奪回しているようだ。ウクライナにしてみれば東部南部も自国領で取り返せるものなら取り返したいだろう。とはいえ完全にロシア軍を押し返すとなると、プーチンは戦術核か化学兵器を使って来るのではという疑念がよぎる。戦争を終わらせるにはプーチンが妥協できる範囲で戦線が膠着するか、プーチンが失脚もしくは暗殺されることが必要だろう。いずれにしろ簡単ではないので相当長引く可能性が高い。