日本に必要なもの

今回の緊急事態は明らかにオリンピックに対応したものだ。オリンピックは国際公約のようなものだし、世界的に見て感染者数の少ない日本でならば開催可能だろう。選手が続々と到着するなかで未だ中止を求めているのは、中止するはずがないことを知っていての単なるデモンストレーションだろう。とはいえ緊急事態には飽き飽きだ。店の売上がいまいちなだけで、左程生活に影響のない私が思うのだから、若者が我慢出来ないのは当然だ。しかもこの病は若者でリスクは低い。永江さんの言うように直接高齢者に接触のある若者はとても少ないと思うので、飲みに出てしまうのもある程度仕方がない。ワクチンのおかげでリスクの高い高齢者の感染者は減少しており、ワクチンの進捗がもう1ヶ月早ければ国民の気分ももう少しオリンピックに好意的だったろう。菅政権は確かに仕事をしており、今滞っているが当初思ったよりワクチンは早い。その点評価して然るべきだが、緊急事態の出し方や説明の方法などが共感を呼ぶものではなく少々残念だ。オリンピックが無観客にせざるを得ないことはかなりの確率で予想できたはずであるし。それが追い込まれたように見えてしまうのは政権のアピールの仕方に問題があると思う。