国家安全維持法

香港で国家安全維持法が制定されたと思ったら、もう逮捕者が出た。香港独立の旗を所持していたからという。

返還された時から分かっていたことではあるが、皆ほんの少し経済の発展とともに共産党も変わると期待していた。全くダメだった。とはいえ、人権を尊重しない中国とは付き合わないとはもういかない。全く倫理には反することだが、人権無視の中国と商売し続けるだろう。そもそもあの様な大国と喧嘩することは危険過ぎてできないし、商売も簡単に切れない。とはいえ不測の事態が起きやすいことを念頭に国も企業も動くしかない。難しい。塩野七海氏の小説でベネツィアが敵であり商売相手であるトルコとの駆け引きが描かれているが、似たような状況だ。とはいえベネツィアほどではないか。