国葬に反対という人?

国葬という制度が明文化されてないということは確かだろう。しかし安倍元首相の国葬を強行したという意見には賛同できない。統一教会問題でやや白けた感はあるが、歴代最長の在任期間というのは重い。個人的には吉田茂と並べるのはちょっと違うので、国民葬で良かったのではとは思う。それでも佐藤栄作レベルなので、とてつもない評価だ。日本の歴史においてどれほどの評価になるのかは分からない。ショッキングな死を迎えた政治家としてもっとも記憶されるのではないだろうか。なにしろ日本の経済的没落の過程の総理で残念ながら根本的な手は打てていない気がするからだ。急速な人口減少と高齢化が根本的な問題なので、日本の社会を壊すくらいの政策がないと対処できない。今後もたぶん場当たり的政策で終始するだろう。上手く行って縮小均衡だろうが、国民はそれを潜在的に望んでいるようにも思う。

国葬に反対という人?

国葬という制度が明文化されてないということは確かだろう。しかし安倍元首相の国葬を強行したという意見には賛同できない。統一教会問題でやや白けた感はあるが、歴代最長の在任期間というのは重い。個人的には吉田茂と並べるのはちょっと違うので、国民葬で良かったのではとは思う。それでも佐藤栄作レベルなので、とてつもない評価だ。日本の歴史においてどれほどの評価になるのかは分からない。ショッキングな死を迎えた政治家としてもっとも記憶されるのではないだろうか。なにしろ日本の経済的没落の過程の総理で残念ながら根本的な手は打てていない気がするからだ。急速な人口減少と高齢化が根本的な問題なので、日本の社会を壊すくらいの政策がないと対処できない。今後もたぶん場当たり的政策で終始するだろう。上手く行って縮小均衡だろうが、国民はそれを潜在的に望んでいるようにも思う。

野田元首相

野田元首相は評価に値する政治家だ。政権を失う確率が非常に高いにも関わらず、消費税の増税のために解散を約束して、やはり敗れて、身内からも非難された。しかしこの消費税の増税は最低限必要なものだったと思う。日本に必要なことを自らの利益を捨てて実現したのだから評価されるべきだが、そうはなっていないのが悲しい。その野田元首相が安倍元首相の国葬に出席の意向を示した。確かにその後の経緯から国民葬くらいでも良かった気もするが、行われる以上は長期にわたって政権を率いた人に敬意を表すのは当然のことだろう。野党党首も出た方が良いように思えるが泉代表は欠席。その中で野田元首相の出席は妥当だし、常識的に感じる人は多いのではないかと思う。

靖国神社は伝統か?

戦死した人が神になるという神社。そんな国にとって都合が良すぎる神社は他に知らないので、伝統ではないように思う。決定的に靖国神社が嫌いになったのは、多分左翼のキャンペーン冊子だと思うのだが、戦中、戦死した兵士を神として祭る儀式にその戦士者の家族を呼んでありがたいと言わせている新聞記事を見た時だ。左翼系の冊子だったと思うので割引かなければならないが、いかにもありそうな事だ。息子が死んで神になったから有難いと思う母親はほぼいないよね。それを新聞が書くというのは全く馬鹿げていて、そんな感覚だから勝つ見込みもない戦争をはじめたのだろう。欺瞞がありすぎて、これをもって靖国は戦死に対する不満をそらすための装置でしかないと私は感じたのだ。当時靖国で会おうと言った英霊には哀悼を示すし慰霊の象徴としてみる人に反対はしないが、愚劣な作戦で死んだ兵士の慰霊にふさわしいとはどうしても思えない。特に戦士した訳でもない戦犯が合祀されてからは天皇も行かなくなったのだ。彼等は確かに事後法で法的には微妙だが軍の幹部で戦争を始めた責任があった。自衛と言いながら国を破壊した戦争に明らかに責任があったと思う。そんな人達と玉砕しか選べなかった兵士を一緒にして喜ぶのだろうか。

統一教会問題

自民党統一教会の問題がこれほどになるとは思わなかった。その意味で山上容疑者の狙いは成功した。霊感商法で有名な統一教会に政治家があんなに関わっているとは思わなかった。確かに安倍元総理との関係も深い。第一報の時のなぜ安倍元首相が?からなるほど統一教会に打撃をあたえるならば確かに有効であったというように変わってしまった。とても残念だ。宗教は基本的に寄付で成り立っているので、信者でない人には不合理なものを買ったり、寄付したりを禁止することは出来ない。線引きが難しい。しかし何か制限を設けないといけないとは思う。一つは通販のクーリングオフのように返還期限を設定して、その期限を1年とか長めにするとか。一家庭の財産のうち寄付できる金額を家族の同意がない場合に制限するとか。あとは税がかからないことでブラックボックス化している宗教法人の財政の公開を義務付けるとか。そんな感じでどうだろう。反対する家族が山上容疑者のように未成年の場合どうするかは難しいが。

政教分離

統一教会問題で盛んに政教分離が言われるが、あまりピンと来ない。日本の歴史を見るにヨーロッパのように教会が極めて強い影響力を国家に対して与えたことがないからだ。そもそも日本で支配的な宗教って、仏教?神道?明治より前は習合して両方になっていたから、確かに支配的な宗教だけど、教団は色々分かれており、どこの教団が最も優勢だったのかよく分からないし、政権は世俗的であり続けた。つまり欧州におけるカトリックのような勢力は無かったので、それとの葛藤の中で生まれた政教分離はピンと来ないのだ。与党に創価学会公明党がいるが、そんな状況にも慣れてしまったし、公明党が信教の自由を侵すような発言をする訳でもないので、政教分離の問題とは関係ないのだろう。まして統一教会にそれ程の力があるとは思えないので、議論してもこれもまたピンと来ないだろう。

国葬に反対する人

立憲の泉代表は小粒過ぎないだろうか。福島氏が安倍元総理の国葬に反対するのは左まきの人なのだし何の勢力もないので別に気にしないが、野党第一党の党首の発言としては軽すぎる。元首相の評価は歴史が決めることだ。勿論吉田茂の次かと問われれば疑問もある。しかしあれほど選挙に勝ち長期政権をなした人を国葬にしてはいけないという理由はない。むしろ野党も相手を認めるくらいの発言があって当然で、その方が尊敬されると思うがどうだろうか。