どう見ても緊急事態では無いのでは

もう一週間首都圏は緊急事態が続くようだが、人手はすでに増え始めているようだ。しかし人手と感染者数に相関が無いとの指摘が複数ある。それに比べ今回の緊急事態で飲食に的を絞った対応は効果があったように見える。勿論緊急事態開始よりピークアウトの時期の方が早くズレており、緊急事態が感染者減少の要因では無いとの意見もあるが、人々は感染者数が増え出した時点で行動を抑制し始めるので、それはあまりおかしくないと思う。しかし季節要因が強く働いたのも確かで、どちらがより影響が強かったかは現時点では分かりにくいだろう。緊急事態を解除することでリバウンドを恐れる声があるが、季節の影響が小さい場合には飲食が増えれば感染者が増える筈だ。季節要因が大きかった場合は横ばいで抑えられるかもしれない。いずれにしろ一旦解除してみないと分からないので、徐々にでも解除するべきだ。リバウンドが大きい可能性も考えてどれくらいになったら再度規制するのか決めておくべき。ステージ4だろうか。日本の感染状況ならば医療体制さえ諸外国並に出来るのならば、しばらく緊急事態は必要無いに思う。勘違いしないでいただきたいのは医療者は基本的にやれることはして頂いていると考えている。文句が出ようと強制的に配置替えが出来る制度が必要で、それは政治と行政の仕事だ。もし今後欧米並みの感染状況になっても対応出来る制度を作っておくべきなのは当然ではないか。現状では全く用意されていない。