検察庁法改正

検察庁法改正反対で盛り上がっている。この件で日本が事実上三権分立していないということを学んだ。学校では三権分立と教えるのに!確かに日本では起訴されたらほとんど有罪なので、行政機関である検察庁が司法の権力の大部分を持っているということになり、行政府が司法を牛耳っていることになる。元々の制度的な問題だ。できれば政府や国会議員の犯罪捜査には独立した機関が必要だと思うが、大きな権限になると思うので、国会などの監視が必要だ。ところが日本は政権交代可能な野党がないので結局そんなのは機能しない可能性が高い。

それにしても黒川氏の定年延長を決めてからこんな法律を出すなんて、前の閣議決定は法的に問題がありましたと言っているようなもの。それでもこんなに反対が盛り上がる理由はよく分からない。安倍依怙贔屓政治にうんざりなのは分かるのだが。