日本の医療技術

コロナワクチンのお陰で日本の医療が色んな意味で進んでいないことが良く分かった。まず開発力だが米、英、独、中、露、印がワクチンを開発したが、日本独自のワクチンは来年出来るだろうか?つまり遅れている。元々先進的な医療は欧米で開発され充分常識となってから日本に入ってくるというのが多いパターンだ。IPSでは先端を走っていると信じたいが、実用化されるのが早いのは欧米かもしれない。ここには2つの問題がある。まずは医療マーケットの問題で世界中を相手にするのと日本だけを相手にするのではお金のかけ方が大きく違うということ。次に治験などが日本ではやりにくいということ。はっきり言ってアメリカかインドか中国に行って治験した方が早そうだ。日本人じゃ集まらないだろう。普通に治療してくれとなる。また病院の対応力も他国に比べ著しく低いことが分かった。欧米の10分の1以下の患者で医療崩壊とは不思議だ。これはある面仕方なく超高齢化のせいでもある。もう一つは政治が病院を指揮出来ないということだ。その意味で日本は緊急事態に対応出来ない体制にある。緊急事態にはある程度の主権の制限が必要だが議員もマスコミも嫌がるのだ。市民が嫌がるのは当たり前だ。